2024年8月26日、ロンドンのウェンブリースタジアムで開催されたAEWのメガイベント「ALL IN 2024」は、プロレス界のトップレスラーたちによる激戦の舞台となりました。ブライアン・ダニエルソンは「負けたら引退」の覚悟でスワーブ・ストリックランドを下し、初のAEW世界王座を獲得。オカダ・カズチカはガントレット戦で存在感を示し、ウィル・オスプレイは因縁の対決でMJFを倒してインターナショナル王座を奪回しました。それぞれの選手が繰り広げたドラマティックな試合展開と、その後の展望について詳しくご紹介します。
2024年8月26日、英国ロンドンのウェンブリースタジアムで開催されたAEWのメガイベント「ALL IN 2024」。この大会では、ブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイ、ザック・セイバーJrといった世界トップクラスのレスラーたちが激闘を繰り広げました。本記事では、その熱い戦いの内容と結果を振り返ります。
ブライアン・ダニエルソン、初のAEW世界王座を獲得
ブライアン・ダニエルソン、初のAEW世界王座を獲得
AEWのメガイベント「ALL IN 2024」で、ブライアン・ダニエルソンが見事にAEW世界王座を初めて手にしました。彼は「負けたら引退」という大きなプレッシャーを背負い、スワーブ・ストリックランドとの激闘に挑みました。試合の序盤から、スワーブの執拗な攻撃によりブライアンは流血し、厳しい状況に追い込まれましたが、観客の大声援に背中を押され、粘り強く反撃を開始しました。
試合のハイライトの一つは、ハングマン・アダム・ペイジの介入です。スワーブがブライアンを圧倒する中、ペイジが突如現れ、試合の流れを一変させました。その結果、ブライアンはスワーブに対して強烈なブサイクニーとラーベルロックを繰り出し、最終的にタップアウトを奪いました。この勝利により、ブライアンは見事に引退を免れ、AEW世界王座を手にしました。試合後、ブライアンは妻のブリー・ベラと子供たちと共に勝利の喜びを分かち合い、その感動的な瞬間はファンの記憶に深く刻まれました。
オカダ・カズチカの参戦と驚きの展開
「ALL IN 2024」では、オカダ・カズチカがカジノ・ガントレット・マッチにサプライズ登場し、観客を沸かせました。AEWコンチネンタル王座の挑戦権が懸かったこの試合で、オカダは1番手のオレンジ・キャシディと共にリングに立ちました。かつて「CHAOS」で共闘した二人の再会シーンは、会場を大いに盛り上げました。
オカダは試合中、ザック・セイバーJr.やカイル・オライリーといった強豪と激しいバトルを繰り広げました。特に、ザック・セイバーJr.との関節技の応酬や、リコシェの空中殺法に対抗する場面は、この試合の見どころの一つです。オカダは、得意のレインメーカーを駆使しつつ、相手の猛攻をしのいでいきましたが、最終的にクリスチャン・ケイジが試合を制し、AEW世界王座への挑戦権を手にしました。
これにより、オカダのAEW世界王座戦線への参入はお預けとなりましたが、彼の存在感と影響力は健在であり、今後の展開が大いに期待されます。
ウィル・オスプレイがインターナショナル王座を奪回
ウィル・オスプレイは、MJFを相手にAEWインターナショナル王座を奪回することに成功しました。この試合は、彼にとってリベンジの機会となりました。7月の「DYNAMITE」で、MJFに凶器攻撃を受けて王座を奪われたオスプレイは、再び王座に挑戦する機会を得ました。
試合序盤から両者は激しい攻防を繰り広げ、MJFは「アメリカに神の祝福を！」と叫びながら、UKファンを挑発しました。一方で、オスプレイは彼の挑発に動じることなく、自身の持ち味であるスピードとテクニックを駆使して反撃しました。試合のクライマックスでは、オスプレイがタイガードライバー91を解禁し、MJFをマットに叩きつけて勝利を収めました。
この勝利により、オスプレイは再びインターナショナル王座を手にし、イギリスのファンの前でその実力を証明しました。彼の今後の活躍に注目が集まります。
まとめ
AEW「ALL IN 2024」は、ブライアン・ダニエルソン、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイなどのトップレスラーたちが繰り広げた熱戦とドラマが詰まったイベントでした。それぞれが異なる物語を持ちながら、プロレスファンに強い印象を残しました。今後もAEWは、これらのスター選手たちの活躍を通じて、さらなる進化を遂げることでしょう。
「STARDOMファイブスターグランプリ2024」羽南と岩谷麻優の師弟対決が実現か？史上初の春夏連覇を目指す熱戦！