女子プロレス界スーパースター紫雷イオ敗退

シンデレラ・トーナメントで、優勝者
若干18歳の、「クイーンズ・クエスト」渡辺桃。
「クイーンズ・クエスト」リーダー紫雷イオを撃破した。

先輩の厳しさを教える、プロレスの厳しさを教えるはずの試合だった。
スターダムの象徴でもある、ワンダー・オブ・スターダム王者が
紫雷イオから渡辺桃の腰に移動した。

紫雷イオVS渡辺桃
画像出典 東スポWEB

シンデレラ・トーナメントは短時間で勝敗を決めるトーナメント。
誰しもが優勝できる可能性がある。
反面優勝もまた難しいトーナメント。

決勝戦は、紫雷イオVS岩谷麻優の実力者が引き分けに終わったため戦わずして優勝となった。渡辺桃。
紫雷イオの時代を終わらせる シンデレラトーナメント優勝・渡辺桃

優勝直後、紫雷イオに挑戦表明
紫雷イオの時代を終わらせると豪語した、18歳・渡辺桃
誰しもが、紫雷イオの返り討ちを予想した。

調印式で渡辺は「シンデレラになったことが自信になった。偶然ではなく実力だと証明したい。このベルトを取って紫雷イオの時代を終わらせ、私の時代を築きたいと思います」と王者を前に堂々とした口調で宣言した。

一方の王者紫雷イオは、余裕のコメント

一方、この日、28歳の誕生日を迎えたイオは「紫雷イオの時代を終わらせると言われたけど、誰が終わると思っているのでしょうか? 終わるわけないでしょ。会場を凍りつかせる試合を先輩として見せ、最多防衛記録を更新します」と余裕の表情だった。

ワンダー・オブ・スターダム選手権防衛記録

白のベルトであるワンダー・オブ・スターダム
スターダムの象徴でもある白のベルト
その防衛記録V10を記録したばかりの紫雷イオ。

防衛記録回数を上澄みする試合であった。
人気・キャリア・実力とも申し分ない紫雷イオ。
スターダム・女子プロレス界の象徴ともいうべき紫雷イオが敗退。

キャリア、実績を比べると明らかに格下の挑戦者に、序盤から容赦しなかった。重いエルボーや場外へのムーンサルトプレス、エプロンでの原爆弾を次々と繰り出し、追い込んでいく。だがこの日の渡辺は粘り強かった。 何度となく訪れたピンチを脱すると、チキンウイングフェースロックでペースを奪い返した。最後は必殺のテキーラサンライズ(変型猛虎原爆)から、新技のリストクラッチ式変型テキーラ弾でイオから3カウントを奪取した。新王者は「未来への扉をこじ開けました。これで紫雷イオの時代が終わったかといえば違う。だけど私の時代が始まりました」と喜びをあらわにした。 一方のイオは「正直言って、この結果をすんなり受け止めたくない。だけど私がベルトを守ってきた覚悟より、桃の決意が上回った結果だと思う。人生をかけて守ったベルトなので、これまで以上に輝かせてください。私は私なりの方法で、頂点を目指します」と語った。

王者は、意外な所で敗戦するもの
新王者の誕生が、プロレスは活性化するのも事実。

若干18歳の王者は、王者としての重圧に耐えられるか
また、進化するためには必要な条件になる。

新日本プロレスのオカダ・カズチカは絶対王者に君臨している
プロレスファンは残酷なものでその絶対王者を倒す事求める節がある。

女子プロレス界の伝説のレジエンドレスラー長与千種
長与千種は、負けの美学、やられる美学を持つレスラー。負ける事でファンを獲得してきた節もある。

紫雷イオが白のベルトから陥落したが
また、新しい紫雷イオの時代の予感すらする
紫雷イオが次にどのプランをすすめていくのかファンも注目である。
紫雷イオの赤のベルトも見てみたいものである。