エース復権棚橋弘至

G1クライマックAブロック7勝1敗棚橋弘至VS6勝2敗オカダ・カズチカとの優勝決定戦をかけた戦い。
ケニー・オメガにIWGPヘビー級王座を奪われ是が非でも優勝したいオカダ・カズチカ。
エース復権を旗印に2018年IWGPヘビー級王座挑戦、ジャパン・カップ優勝などにチャレンジするもあと一歩でどうしても届かない棚橋弘至。

周囲の目が棚橋弘至お疲れ様というムードに変わる。
内藤哲也もオカダ・カズチカも棚橋弘至など眼中になしと過激な発言で棚橋弘至をコケにする。
棚橋弘至はあきらめていない引き分け以上でAブロック首位が決定する

オカダ・カズチカとの戦い
オカダ・カズチカに連敗中の棚橋弘至、Aブロックの戦いを見ていると
是が非でも勝つという棚橋弘至の意気込みを感じる戦いが続く。

がむしゃらに、どんよくに首固めなどで勝ちをなりふり構わず取り行く。
Bブロックでケニー・オメガや飯伏幸太、内藤哲也が見せる強い物が勝つと言う試合
一方自分の試合をこう分析・・

棚橋弘至は自分の試合内容には納得出来ない部分はあります。ただいかに勝つか俺が持ってるプロレスを見せる!!と棚橋弘至は言う。
勝った物が強いと言いたげな棚橋弘至。

オカダ・カズチカとの戦いは、引き分けを狙うのか?そう思わせる棚橋弘至の発言にも聞こえる。
戦前の予想はオカダ・カズチカ絶対有利と予想したファンは多いはず。
守りに守って引き分けを狙うのか?
棚橋弘至は予想に反して攻めに攻めた、ファンが見たいものをすぐさま嗅覚で察知できるのが真のエースである。

リスクをかけた攻めの棚橋弘至

棚橋弘至VSオカダ・カズチカ
画像出典元 東スポWEB 新日本プロレス

7勝1敗の快進撃を見せた棚橋は、最終戦でブロック2位・オカダとの直接対決に出陣。ツイスト&シャウト3連発からスリングブレイドを決めハイフライフローを狙うが、カウンターのドロップキックで迎撃されるなど一進一退の攻防が続く。 引き分けてもブロック1位が決まる状況で残り時間は刻一刻と減っていくが、棚橋はロシアW杯の西野ジャパンと違って最後までリスク承知の猛攻を仕掛けていく。オカダのレインメーカーをドラゴンスープレックスホールド、カウンターの張り手で切り返すとハイフライフローを発射。これをカウント2で返されると、再びコーナーポストへ上ったが、ここで30分時間切れのゴングが鳴った。

中邑真輔なき新日本プロレスを守ろうとした棚橋弘至

中邑真輔が新日本プロレスを退団
中邑真輔が返上したIWGPインターコンチネンタルのベルトを棚橋弘至が守ろうとし
IWGPインターコンチネンタルチャンピオン決定戦に名乗りを上げた。

そこに立ちはだかったケニー・オメガ
棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ、AJスタイルズの4強の歴史は
中邑真輔とAJスタイルズのWWE移籍で大きく変わろうとしていた。

ケニー・オメガを撃破し、IWGPインターコンチネンタルのベルトを中邑真輔に変わり
巻く予定だった棚橋弘至は、ケニー・オメガに敗れると言う波乱が起きた。
そこから一気に歯車が狂いだす。
棚橋弘至は、田口ジャパンでコミカルな試合を見せたかと思いきやそれでも新日本プロレスのエースは俺だと主張する。

それに反応した内藤哲也やオカダ・カズチカが過去の人と棚橋弘至を排除にかかる
内藤哲也に敗戦、オカダ・カズチカに敗戦と棚橋弘至はもう終わったかのように思えた。

内藤哲也にリベンジを果たし、IWGPインターコンチネンタルのベルトを巻いたのは
中邑真輔が退団して2年余り経過していた。

もはや中邑真輔が築き上げたIWGPインターコンチネンタルのベルトの色はなく
内藤哲也にボロボロにされたIWGPインターコンチネンタルのベルトであった。

インターコンチネンタルのベルト不要と内藤哲也はインターコンチネンタルのベルトコケにした後の出来事であった。
その2年の間オカダ・カズチカは完全王者と変化し、棚橋弘至と大きな差が生まれていた。

オカダ・カズチカがIWGPヘビーの連続防衛記録更新に大手をかけると
満を持して挑戦者に名乗りを上げた。

NEW JAPAN CUPで準優勝の棚橋弘至ではあったが、善戦むなしく完全王者オカダカズチカに敗れIWGPヘビー級王座に返り咲く事は出来なかった。

時代は、オカダ・カズチカ、ケニー・オメガ、内藤哲也の時代に突入していた。
それでも棚橋弘至はあきらめない、G1クライマックAブロックで見事に1位通過
優勝戦へコマを進めた。

Bブロックの覇者はケニー・オメガ、飯伏幸太、内藤哲也の勝者となる。
運命の優勝決定戦の相手は誰に?
棚橋弘至のエース復権の戦いが始まる。