平成最後のMVPは棚橋弘至

2018年平成最後の年にMVPになったのは復活の棚橋弘至

1年を振り返れば、今年も日本のプロレスの話題は新日本プロレス一色であった。

その中で、後半は棚橋弘至がG1クライマックス優勝、オカダ・カズチカに3年振りのリベンジと話題の中心にいたのは否めない。

棚橋弘至の受賞は2014年以来4度目で武藤敬司や天龍源一郎に並び歴代2位となり歴史に刻まれる事になる。

 

1位アントニオ猪木6回

2位棚橋弘至・武藤敬司・天龍源一郎

 

 

棚橋弘至
画像出典元
東スポWEB

 

 



2018年棚橋弘至の挫折と復活劇

レッスルキングダムin東京ドームでジェイ・ホワイトとIWGPインターコンチネンタルのベルトの防衛を行い。

ジャパンカップでは、ザック・セイバーjrに敗れ準優勝。

オカダ・カズチカのIWGPヘビー級連続防衛記録にストップをかけるべく完全王者に挑戦したが、オカダ・カズチカの強さが目立ち、引導を渡された。

 

内藤哲也やオカダ・カズチカに棚橋弘至の時代終焉を宣告され、ファンも、棚橋弘至、中邑真輔、AJスタイルズの時代から、オカダ・カズチカ、内藤哲也、ケニー・オメガへ時代は移る予感を感じた。

鈴木みのるとの試合でサブミッション地獄に合い欠場を余儀なくされた。

オカダ・カズチカがケニー・オメガにIWGPヘビー級のベルトを奪われ始まった

G1クライマックスで予想を裏切る棚橋弘至の快進撃が始まる。

 

オカダ・カズチカの失速と共に始まった、棚橋弘至の復活

その、がむしゃらに勝ちに行く棚橋弘至は次第に復活し決勝進出し、決勝では飯伏幸太を撃破見事G1クライマックス優勝を果たす。

 

棚橋弘至プロレス大賞 MVP
画像出典元
日刊スポーツ
新日本プロレス

新日本プロレスにおけるG1クライマックス優勝の評価は高く

IWGPヘビー級王者に次ぐ最強のレスラーの証となる。

G1クライマックスを制覇した、棚橋弘至は権利書防衛戦で3年振りにオカダ・カズチカからフォール勝ち。

 

CHAOSを裏切った、ジェイ・ホワイトとの防衛戦も行い勝利

2019年レッスルキングダムin東京のメインを再び勝ち取った。

後半は棚橋弘至を主役に新日本プロレスは動いた。

 

オカダ・カズチカIWGPヘビー級連続防衛記録達成

レッスルキングダムin東京でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン内藤哲也を倒し

その勢いのまま、IWGPヘビー級連続防衛記録を更新したオカダ・カズチカ

新記録のかかる防衛戦では同じ記録を持つ棚橋弘至から、ピンフォールを奪い

完全王者を見せつけた。

 

オカダ・カズチカが最強であるが上に、オカダ・カズチカを倒すレスラーをファンは求めた節もあるが、オカダ・カズチカが時代到来を予感させた場面でもあった。

勢いに乗る、オカダ・カズチカはケニー・オメガの希望を受けて時間無制限3本勝負の

IWGPヘビー級選手権試合を受けた、世界最高と言われるオカダ・カズチカVSケニー・オメガの試合は、ケニー・オメガが勝利しケニー・オメガは世界から高い評価を受ける事になる。

オカダ・カズチカの誤算はここから始まり、再起を誓ったG1クライマックスで棚橋弘至に引き分けられ決勝を逃す。

同門対決で敗れた、ジェイ・ホワイトとコンビを解消した外道から、G1クライマックス後裏切りを受け、リングでで暴行を受ける事になる。

まさに、ユニット名CHAOS、無秩序、大混乱となった。

2019年オカダ・カズチカはまさかの、ノンタイトル戦スペシャルシングルマッチで

ジェイ・ホワイトと戦う。

 

この失速がなければオカダ・カズチカのMVPであっただろう。

 

 




内藤哲也3年連続をMVPを逃す。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン内藤哲也の人気は凄まじく

内藤哲也の発信する言葉は、いつでもファンを共感させた。

 

レッスルキングダムin東京でオカダ・カズチカに敗戦した内藤哲也であったが

夢であった東京ドームでの真のメインを掴むことになる。

ジャパンカップでザック・セイバーjrに敗戦

 

クリス・ジェリコに襲撃を受け、インターコンチネンタルのベルトを奪われた内藤哲也

クリス・ジェリコが単発の出場の為リベンジに時間を要する事もあり2019年レッスルキングダムin東京ドームでクリス・ジェリコと再戦をする。

 

その後のIWGPヘビー級挑戦もなく、G1クライマックスもケニー・オメガや飯伏幸太と混戦するも結果飯伏幸太に優勝決定戦を奪われてしまう。

 

しかし2018年の内藤哲也はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとしてユニットを確立したといえる。

 

内藤哲也人気から、個々のメンバーの認知度もあがりそれに伴い結果もでた。

高橋ヒロムのスーパージュニア優勝から、IWGPジュニアヘビー級のベルトを巻いた。

あのヒールとして巻いたIWGPジュニアヘビー級のベルトではなくヒーローの高橋ヒロムの姿があった。

EVIL&SANADAもその存在感を発揮し、ジャパンカップや、G1クライマックスでもその存在感を発揮した。

ユニット対決やSANADAのIWGPヘビー級選手権試合も実現した。

同年代のオカダ・カズチカの牙城に一気に近づいた、EVILとSANADA

 

勢いは止まらずワールドタッグリーグでも2連覇、EVILとSANADAの時代が近い事を感じる。

新パレハとして話題を振りまいた高木信吾もBUSHIとタッグリーグに出場惜しくも優勝はならなかったが、その存在感を爆発させた。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは、歴史上最大のユニットnWoを超えるユニットとなる可能性もある。

個人的な結果だけで内藤哲也は図れないが、棚橋弘至やオカダ・カズチカに比べたら

MVPには遠かったのであろう。

 

ケニー・オメガ&飯伏幸太

ケニー・オメガとオカダ・カズチカの試合は世界最高水準で

オカダ・カズチカとの戦いでケニー・オメガは、世界から評価される

 

新しいプロレスを主張するケニー・オメガ

飯伏幸太は新しいプロレスのスタイルをアスリート系プロレスなどと例える。

 

昔からのプロレスファンには考えられないほど、進化した形態となり

ヘビー級でありながら、ジュニアヘビーにも出来ないような飛び技を連発する

あんこ型の体系ではなく、ビルドアップされた体系から、スピード、パワーなど遺憾なく発揮される、まさにアスリートと呼ぶべきプロレススタイルである。

 

その象徴言うべき、飯伏幸太とゴールデンラヴァーズを再結成し異空間プロレスを展開

ファンを驚かせる。

 

悲願のIWGPヘビー級のベルトを巻き新日本プロレスをWWEと対等にすると豪語するケニー・オメガ

 

2019年レッスルキングダムin東京で棚橋弘至を撃破し防衛する事でケニー・オメガの時代の確立を認知させる事が可能であろう。