IWGPヘビー級防衛0回屈辱的棚橋弘至

新日本プロレスに逸材エース棚橋弘至が屈辱的な防衛0回
G1クライマックスで、復活した棚橋弘至だった。
レッスキングダム13でケニー・オメガからIWGPヘビー級のベルトを奪った。

ここまで棚橋弘至の時代が再び戻ったかに思われた。
前哨戦の少ないケニー・オメガとのIWGPヘビー級戦
ケニー・オメガは復調した棚橋弘至を警戒、前哨戦を少なくしたとも言われる。
確かに棚橋弘至は、前哨戦で相手のデーターを叩き込むスタイル。

結果ケニー・オメガは、棚橋弘至にIWGPヘビー級のベルトを奪われAEWに移籍した。
次に登場したのはジェイ・ホワイト。

棚橋弘至&オカダ・カズチカのドリームタッグを連日苦したジェイ・ホワイト。
棚橋弘至から前哨戦、ギブアップ勝ちまで奪って見せたジェイ・ホワイト、勝つためには手段は択ばない
徹底した、棚橋弘至はの弱点である膝攻め。

ジェイ・ホワイトに見極められた棚橋弘至

棚橋弘至は、ケニー・オメガと戦う前に
膝の調子が回復しない事をうけて(東京ドーム大会)この舞台には帰って来れないと思ってましたとコメントした。
それほどここ数年膝の怪我が思わしくないと言う事である。




鈴木みのるに欠場に追い込まれたインターコンチネンタル戦。

実は同年末、棚橋は本紙に引退について具体的に言及したことがある。それは20年1・4東京ドーム大会で引退を発表し、ラストイヤーとして1年間を戦った末に、翌21年の1・4ドームで引退試合を行うというもの。引退後は経営側として団体を支えるため、フロントに転身する方向性まで見据えていた。

棚橋弘至はここまで追い込まれていた。

しかし、奇跡の復活をとげた棚橋弘至だった。
IWGPヘビー級のベルトを手にした事でまた付け狙われる。
王者、トップとはそんなポジション。
IWGPヘビー級のベルトを手にした棚橋弘至は輝いていた。

アスリートとして限界を感じ始め、心が折れかけていたところをファンの声援に後押しされ「行けるところまで行こう」と振り切ることができた。完全復活を印象付けた昨年8月のG1クライマックス優勝、そしてこの日の勝利も、一人の力では決して成し遂げられなかった。

多くのファンの声援で、棚橋弘至は復活した。

IWGPヘビー級王座となった事で新たなチャレンジャーが続々来る戦いとなる。
ジェイ・ホワイトも、IWGPヘビー級王座初戴冠に向けて、棚橋弘至を追い込む。
前哨戦でジェイ・ホワイトに膝を責められ悶絶する棚橋弘至。

しかしジェイ・ホワイトに敗戦、IWGPヘビー級王座はジェイ・ホワイトの腰に
防衛回数0回の棚橋弘至の姿があった。

数々の負傷を乗り越えてきた棚橋弘至であったがジェイ・ホワイトとの試合後
こうつぶやく、もう無理だ。

棚橋弘至引退の危機
画像出典元
NJPW
東スポWEB

棚橋弘至の治療は壮絶であった。
担当医から痛み止めで試合にでる。
動けるようになるが12時間しか効果がなく痛み止めが切れた後は
壮絶な副作用が・・・

そんな中棚橋弘至は戦っていた。

試合前も東京から担当医を呼び寄せ、痛み止めの注射を打つほど悪化していた。痛み止めを打ってリングに立ったのは昨夏のG1決勝、1・4ドームに続き、今回が3度目。決戦前日、棚橋は本紙に「すごいんです。マジ動けるんです。屈伸もできるし」とその効果を力説しつつも「痛みがなくなるので、普段動かない範囲も動かしてしまう。そうすると関節にダメージがくる。(効果は)12時間で消えるから、G1の夜と東京ドームの夜は悲惨でした。痛みで。自分で自分の選手寿命を縮めているってところもあるのかもしれない」と“副作用”の大きさを口にしていた。

棚橋弘至はIWGPヘビー級チャンピオンでなくとも新日本プロレスのエースである。
新日本プロレス生え抜きの棚橋弘至は、新日本プロレスを支え大きく発展させた。

棚橋弘至がリングにいるだけで新日本プロレスは活性化するのも事実。
棚橋弘至が今後怪我をおして第一線で戦うなら引退が早まる可能性がある。
棚橋弘至に引退と言う岐路が訪れた。

棚橋弘至引退の道になるか?
それとも再び復活するのか?