2018年棚橋弘至怪我からのV字回復

2018年棚橋弘至はG1クライマックス決勝で飯伏幸太に勝利。
G1チャンピオン防衛の相手にオカダ・カズチカを指名
オカダ・カズチカを4年振りに撃破。
G1クライマックスで敗戦していたジェイ・ホワイトにも勝利。

その勢いは、レッスルキングダムのメイン当時IWGPヘビー級のベルトを巻くケニー・オメガの挑戦までたどり着いた。
ケニー・オメガはオカダ・カズチカの連続防衛をストップ。
新日本プロレスを世界制覇へ導くと宣言していたほど勢いがあった。

シリーズに参加しないチャンピオンケニー・オメガに賞味期限の烙印を押した棚橋弘至。

ケニー・オメガはシリーズに参加しないが世界で戦い繰り広げ新日本プロレスをアピールしていると反論。

棚橋弘至では世界は無理と烙印を押したケニー・オメガ。
意見が真っ二つの2人の戦いは、イデオロギーの戦いと位置付けられた。

そのケニー・オメガを破りIWGPヘビー級に返り咲いた棚橋弘至。
ここまでが2018年棚橋弘至のV字回復の話である。
IWGPヘビー級王者に返り咲いたまでは良かった。

ジェイ・ホワイト登場

オカダ・カズチカとのシングルでも勝利したジェイ・ホワイの存在が棚橋弘至を狂わせた。
IWGPヘビー級防衛戦の相手にジェイ・ホワイトと戦う事になった棚橋弘至
その前哨戦でだんだんと失速していく棚橋弘至の姿があった。

棚橋弘至の体は満身創痍で膝、肘など新日本プロレスを再生させた体はボロボロでもあった。
数年怪我などからIWGPヘビー級のベルトどころか、トップで戦う事もままならないまま
内藤哲也やオカダ・カズチカからこき下ろされてる棚橋弘至の姿があった。
IWGPヘビー級王者への返り咲きはまさに奇跡のV字回復とも言えた。
ジェイ・ホワイトから前哨戦で膝、などを責め続けらギブアップ負けも喫した。

タイトルマッチでジェイ・ホワイトと戦った棚橋弘至はまさかの敗戦をしてしまう。
レインメーカショックを再び起こしてしまった。
レインメーカーショックとは?

棚橋弘至怪我から復帰戦は因縁のジェイ・ホワイト

ベルトをジェイ・ホワイトに奪われた棚橋弘至はNEW JAPAN CUPで優勝を宣言。
マジソン・スクエア・ガーデンメインでジェイ・ホワイトとの再戦を試みた。
結果は、オカダ・カズチカの復活。
SANADAの台頭で主役は棚橋弘至には戻らなかった。

優勝したオカダ・カズチカはマジソン・スクエア・ガーデンのメインに立ちジェイ・ホワイトを破り
IWGPヘビー級王者に返り咲きアメリカのファンを虜にした。

棚橋弘至とケニー・オメガの想いを同時に叶えてしまった。
目まぐるしく主役が変わった新日本プロレスは再びオカダ・カズチカの元へ戻ってきた。

棚橋弘至もマジソン・スクエア・ガーデンで難敵ザックセイバーjrと対戦しかしそこで
関節の名手ザックセイバーjrに肘を破壊され長期欠場の運びとなる。

棚橋弘至が左ヒジの負傷により次期シリーズ(13日の茨城・つくば大会で開幕)を全戦欠場すると発表した。

棚橋弘至怪我
画像出典元
NJPW

復帰戦はジェイ・ホワイトを指名

どんたくシリーズでリングに登場復帰宣言をした棚橋弘至を襲ったのがジェイ・ホワイトであった。

棚橋弘至復帰ジェイ・ホワイト襲う
画像出典元
新日本プロレス
NJPW
棚橋弘至を襲撃するジェイ・ホワイト

棚橋弘至にとっても好都合であった
ジェイ・ホワイトの襲撃により戦う意味を見出した。

棚橋弘至は復帰戦の相手にジェイ・ホワイトを指名
棚橋弘至らしい選択である。

安易な相手を選ばず一気に棚橋弘至復活をアピールしたいはず。
ジェイ・ホワイトを倒す事でベルトを奪われたイメージを払拭。
一気にV字回復を印象付けたい所である。

それもそのはずでIWGPヘビー級王者復活を宣言した。

両国での復帰戦はベルトを奪われた宿敵、ジェイが相手。「負けっぱなしでは終われない。それに前王者対前々王者ですから。IWGPに近づく段階を見せていきたい。言っただけ(でチャンスを得る)では『棚橋だから』とまた内藤(哲也)に言われますので。誰にも文句を言わせない状況まで持っていきたい」と腕をぶした。 復帰後すぐのベルト取りを表明したのも、譲れない意地が込められている。古傷である右ヒザの負傷などが続き、2016年からは欠場と復帰を繰り返す。まさに満身創痍のエース。「そのイメージは払拭できないですよ。一番有給(休暇)消化してますから」と苦笑いしながらその事実を認める。それでも「そこ(負傷)を含めてレスラーなのかなとも思いますし、もしもそれでパフォーマンスが落ちたら自分の責任。IWGPはレスラーである限り目指すものだし、IWGPを目指さなかったら僕は引退だと思ってますから」と第一線への強いこだわりを持つ。

棚橋弘至の復帰戦はV字回復か引退へのカウントダウンへなるのか
まさに紙一重の復帰戦となる。
平成の新日本プロレスを支え大きくしてきた棚橋弘至の令和元年が始まる。