新日本プロレス第三世代中西学引退表明

中西学が引退を表明した。
獣神サンダー・ライガーに続いて中西学もリングを去る。
闘魂三銃士から、バトンを受け取るはずの第三世代
永田裕志、小島聡、天山広吉、中西学が代表となる。

第三世代でトップを切ったのは、武藤敬司、蝶野正洋率いるnWo JAPANに参加した天山広吉。
若手時代蝶野正洋とタッグを組み一番の出世頭であった

UWFインターナショナルとの対抗戦で頭角を現した永田裕志は、IWGPヘビー級防衛記録を樹立する
小島聡は、新日本プロレスから全日本プロレスへ移籍3冠ヘビー級王者となって
IWGPヘビー級王者天山広吉と統一戦を行い3冠ヘビー級&IWGPヘビー級王者の快挙を達成した。

それでも、プロレスは格闘技路線に押され
低迷を続けたのは否めない事実。

中西はパワー殺法でその存在感を表していたが
IWGPヘビー級のベルトを巻いたのは一番最後となった。

アマレスをバックボーンにもつ中西学
一つの時代を牽引してきた、第三世代中西学が引退を表明

中西学が引退を表明何故?

中西学が引退を表明

2月22日後楽園ホールで引退
また新日本プロレスに歴史を刻んだレスラーが引退となる
中西学引退理由は、怪我により満足いく試合が出来なくなったとコメント

首に大怪我を負ったのは2011年
井上亘&天山広吉&棚橋弘至VS本間朋晃&中西学&後藤洋央紀戦で起こった。

2100年6月負傷
画像出典元
NJPW
中西学首負傷

中西対井上の場面。中西が、強烈な逆水平チョップ連打からノド輪ラリアット。そして、アルゼンチンバックブリーカーを極めると、カットに入った天山を一本足ハンマーで排除。さらに、野人ダンスラリアットで井上に追い討ちをかける。 しかし井上は、串刺し攻撃をかわして中西をコーナーへ激突させ、ジャーマンスープレックスで逆襲。ところが、これで中西が首に大ダメージを負ってしまい、レッドシューズ海野レフェリーが試合をストップした。

中西学IWGPヘビー級王座獲得は後楽園ホール

後藤洋央紀から王座を防衛した棚橋弘至は、中2日で中西学とIWGPヘビー級王座防衛戦を慣行した
当時の新日本プロレスと言うのかプロレスの冬の時代を象徴するべき大会とも言うべき
今では考えられない後楽園ホールでIWGPヘビー級王座戦が行われた。

今の新日本プロレスのIWGPヘビー級王座戦と言えばビックな会場
東京ドーム、大阪城ホール、両国国技館、福岡国際センターなど大きな会場で開催

最近ではマジソン・スクエア・ガーデンで開催された程である
棚橋弘至の保持するIWGPヘビー級王座に挑戦した中西学は、棚橋弘至からIWGPヘビー級王座を奪い
初戴冠となった。

中西学はIWGPヘビー級王者になったのは後にも先にもこれ1回となる。

中西がアルゼンチンバックブリーカーの構えに入ると、棚橋は強引に丸め込んで阻止。そして、フルネルソンからのダルマ式ジャーマンスープレックスホールドを経て、ハイフライフローを中西の膝に命中させ、テキサスクローバーホールド。
だが、中西はアイアンクローで棚橋に抵抗して脱出。そこからアルゼンチンバックブリーカーで棚橋を担ぎ上げ、ヘラクレスカッターを炸裂させる。
そして、中西は、必殺の大☆中西ジャーマンを解禁するも、棚橋にカウント2でクリアされる。すると、中西は、トップロープの上へ棚橋を投げ飛ばし、ロープ の反動で戻ってきた棚橋の背後を取ってジャーマンスープレックスホールド。これで3カウントを奪い、中西が悲願のIWGPヘビー級王座初戴冠を果たした。

中西学IWGPヘビー級王座
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NJPW
新日本プロレスのIWGPヘビー級王者

中西学引退会見

首の怪我が原因で、自分らしいファイトが出来なくなったとコメントする
中西学
第三世代の永田裕志、小島聡、天山広吉も残念とコメントを残した
野人中西学引退試合は見逃せない。

長州力がツイッターで中西学引退をツイート

中西学を見出した長州力
中西学引退に対してツイートした。

中西学が引退前に全日本プロレスに参戦

2月22日引退する中西学が全日本プロレスに参戦する

専大レスリング部後輩秋山準、新日本プロレスの後輩吉江豊
新日本プロレスの先輩西村修とタッグを結成

秋山準が、中西引退を労う粋な計らい。

大阪城ホールで第三世代そろい踏み

中西学ファイナル大阪城ホールと銘打たれた試合に第三世代がそろい踏みする。
苦楽を共にした永田裕志、小島聡、天山広吉と大阪城ホールでの最後の試合に挑む中西学

大阪城ホール新日本プロレス
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NJPW
中西学大阪城ホールラストマッチ

第三世代カルテットが本間朋晃を仕留める
最後は、中西学のドンから小島聡のラリアットで勝利を収めた。

中西学ラストマッチでオカダ&棚橋&飯伏&後藤と激突

新日本プロレス中西学、引退試合の対戦相手が決定。
ラストマッチとなる、2,22後楽園ホール
後輩の棚橋弘至、後藤洋央紀、新日本プロレス最強のレインメーカーオカダ・カズチカ
スピード・スター飯伏幸太と対戦。

中西学は、第三世代カルテットが登場小島聡、天山広吉、永田裕志と締めくくる。

中西学全日本プロレスでラストマッチ

引退前精力的に動く中西学
専修大レスリング部の後輩・秋山準のいる全日本プロレス
その全日本プロレスから出場依頼があり、中西学が全日本プロレスに登場

過去には交流があった全日本プロレスそこで元気な姿をみせ
中西学の代名詞でもあるアルゼンチンバックブリーカーを披露した。

中西学引退全日本プロレスラストマッチ
画像出典元
全日本プロレス
東スポWEB

中西学は全日本プロレスの雰囲気を褒めたたえた。

最後は必殺のアルゼンチンバックブリーカーで田村男児からギブアップを奪い「ほんま、楽しい戦いでした。新日本育ちで新日本が好きですけど、全日本にはえも言われぬ雰囲気がありますね」と満足そうな表情で語った。

中西学引退試合は棚橋弘至のハイフライフローで介錯

第三世代中西学からバトンを受けた形の棚橋弘至
その中西学引退ラストマッチに棚橋弘至、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、後藤洋央紀が登場
持ち技をフルに出し切る中西学。

後藤洋央紀のGTR、飯伏幸太がカミゴェ、オカダ・カズチカもレインメーカーを中西学に最後は棚橋弘至がハイフライフローで介錯。
必殺技のフルコースで沈んだ野人の花道である。

中西学引退
画像出典元
NJPW
中西学引退

多くのOBを集結坂口征二、長州力、馳浩、藤波辰爾
盟友の第三世代も労いの言葉をかける。

■天山のメッセージ
「ニシオ(中西のニックネーム)君、俺より先にやめるって、ホンマかいや!?(※場内笑) いつもニシオ君にダメ出しばっかりしてたけど、やっと、やっと力ついてきたなと思ってたけど、やめるんやった。ショックやわ(※場内笑)。でも、これからも、長い人生、頑張って下さい。ありがとう(※大拍手)」

■小島のメッセージ
「(※涙声で)中西さん、長い時間、本当にありがとうございました。お疲れ様でした(※大拍手)。私は、25年以上のつき合いで、中西さんが試合以外で怒っているところを見たことがありません。本当に、ずっとやさしいままの人でした。ありがとうございます。これからもずっと、力が強くて、やさしくて、そんな中西さんでいて下さい。本当にありがとうございました(※大拍手)」

■永田のメッセージ
「先輩、27年間、お疲れ様でした(※大拍手)。プロにはいって27年、いや、レスリング時代からのつき合いで33年以上も、先輩はずーっと俺に、大きな背中、強くて大きな背中を見せてくれました。本当にありがとうございました(※大拍手)。今日でリングは降りますが、次の人生でも、強くて、でっかい大きな背中を、また僕らに見せてきて下さい。どうもありがとうございました! お疲れ様でした!(※大拍手)」

長州力も専修大の先輩としてコメント、専修大の面目を保ってくれてありがとう。

藤波辰爾現役を続ける藤波辰爾は、中西学引退を惜しんだ、自身の引退引き際が困ると中西学を称えた。

ストロングスタイルの中西学

アントニオ猪木時代から続く黒のパンツ
中西学は、黒のストロングスタイルを貫いた

棚橋からマイクを渡された中西は、「やったことないからね」と言って苦笑いを浮かべる。そして、中西が「1、2、3…」と音頭を取り、最後は会場の全員で野人の雄叫びを大合唱。

中西学引退
画像出典元
NJPW
中西学引退

IWGPヘビー級王座にもなり、多くのファンからも愛された中西学の引退。

第三世代永田裕志アメリカへ

新日本プロレス 永田裕志 戦場をアメリカへ?