新日本プロレスで誕生した闘魂三銃士

2020年でも語り継がれる、新日本プロレスで結成された闘魂三銃士
闘魂とはアントニオ猪木のキャッチフレーズ
燃える闘魂アントニオ猪木から付けられたもので
アントニオ猪木の後継者を意味する事でもあった。
後の天才武藤敬司、カリスマ蝶野正洋、破壊王橋本真也の合体であった。

新日本プロレスアントニオ猪木政権が陰りを見せた時新日本プロレスは、崩壊寸前まで落ち込んだ。
ダイガー・マスクの四次元殺法、長州力と藤波辰爾(辰巳)の世代闘争
そして総帥アントニオ猪木で盤石の新日本プロレスだったが
タイガー・マスク引退から下降線をたどる事になる

長州力率いる維新軍が全日本プロレス移籍を決めると
新日本プロレスの勢いは崩れていった。

主力選手の大量離脱で窮地に陥った新日本プロレスは、同期入門で海外遠征中の武藤敬司、蝶野正洋
橋本真也の帰国プランをぶち上げた。

日本人対決が支流となりつつある日本のプロレス界
世代抗争、世代交代こそがブームとなっていた。

長州力が抜けた穴は大きくそこの穴を埋めるべく
海外で武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也は合体闘魂三銃士を結成した。

闘魂三銃士新日本プロレスは登場

凱旋帰国した3人は、すぐさま世代交代を藤波辰爾に仕掛けた。
闘魂三銃士VS藤波辰爾&木村健吾&越中詩郎本隊との対決で幕をあけた。
若き日の武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也であった。

試合はインパクトを残した、試合は反則負けとなったが
内容は圧倒した闘魂三銃士
新たな時代を予感させる試合であった。

闘魂三銃士
画像出典元
NJPW
闘魂三銃士

闘魂三銃士蝶野正洋編

闘魂三銃士の成長は早かった、特にユニットとして組むわけではなかったが
それぞれ個性を発揮していた。
特に蝶野正洋のプロデュース力は高く

第三世代と言われた、天山広吉、永田裕志、中西学、小島聡の中から
天山広吉に目を付けいち早く第三世代から抜けさせた能力もあった。


凱旋帰国した蝶野正洋であったが、再び海外へ
IWGPヘビー級王座決定戦で一時帰国するも再び海外へとスポット参戦の蝶野正洋であった。

闘魂三銃士と名をつけられたが3人はユニットと言うより
個人闘争を好んだ、ロスインゴベルナブレス・デ・ハポンのようなチームではなかった。

正式な帰国を果たした蝶野正洋は闘魂三銃士の中で
最初に結果を出した。
一番地味と言われた蝶野正洋であった。

武藤敬司のラウンディング・ボディプレス(ムーンサルトプレス)
爆殺シューターと言われる橋本真也の蹴り
その技には説得力があり、見るものを納得させた。

蝶野正洋のレスリングには派手さはなかったがルー・テーズから伝授された
必殺のSTF(ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック)
NEW JAPAN CUP 2021 決勝 鷹木信悟STO
この複合技が注目を浴びたのが第1回G1クライマックスであった。
90年代のG1クライマックス

Aブロック・武藤敬司、藤波辰爾、スコット・ノートン、ビッグバン・ベイダー

Bブロック・蝶野正洋、橋本真也、バンバン・ビガロ、長州力

Aブロックを勝ち上がった、武藤敬司

Bブロックを勝ち上がった、蝶野正洋で決勝が行われた。
優勝者は蝶野正洋となった。
橋本真也、武藤敬司に勝利G1クライマックス第1回は、闘魂三銃士が締めくくった。

G1クライマックス第2回も蝶野正洋が優勝

G1クライマックス第4回

G1クライマックス第12回

G1クライマックス第15回
この優勝回数を破るものはまだ現れない(2020年2月現在)
蝶野正洋は夏男と呼ばれた。

ミスターIWGPとなった闘魂三銃士橋本真也編

ミスターIWGPヘビー級となった橋本真也
闘魂三銃士の中で一番アントニオ猪木に心酔したのは橋本真也であった。
アントニオ猪木の後継者を目指しアントニオ猪木に裏切られた橋本真也
IWGPヘビー級王座を一番早く腰に巻いたのは橋本真也であった。

「破壊なくして創造はなし、悪しき古きが滅せねば誕生もなし、時代を開く勇者たれ!橋本真也が自らに課した事だった。

天才武藤敬司UWFを粉砕

天才武藤敬司、武藤敬司の化身、グレートムタ
アメリカ、日本を含め武藤敬司は、ムーブメントを巻き起こした
プロレスを救ったのも武藤敬司、プロレスを進化させたのも武藤敬司である。

数多くの名勝負を見せてきた武藤敬司だが、武藤敬司をスーパースターに押し上げたのは
UWFインターナショナル高田延彦との試合であろう。

武藤敬司がUWFを粉砕
グランドスラム王者武藤敬司の時期挑戦者は清宮海斗