新日本プロレス団体マーク

2024年9月14日、北海道・登別市総合体育館で開催された「新日本プロレス」Road to DESTRUCTIONでは、矢野通の凱旋やNEVER無差別級6人タッグ王座戦を含む全5試合が行われました。11年ぶりの北海道ツアー開幕戦で、登別の観衆を熱狂させる一戦一戦が繰り広げられました。注目の試合結果と今後の展開をレポートします。

試合結果

概要

2024年9月14日、北海道・登別市総合体育館で行われた『Road to DESTRUCTION ~NJPW BATTLE LINE HOKKAIDO~』では、新日本プロレスのスーパースターたちが激闘を繰り広げました。このイベントは11年ぶりに北海道で開催されたツアーの初戦であり、登別市観光大使を務める矢野通選手がダブルヘッダーでの試合に挑みました。会場には1,255人のファンが集まり、全試合が白熱した展開を見せました。

試合結果

第一試合は、桜庭和志と矢野通のタッグが登別で凱旋し、若手選手である安田優虎&永井大貴と対戦しました。試合は7分24秒、桜庭が安田にアキレス腱固めを決めて勝利を収めました。ベテランの風格を見せつけた矢野&桜庭コンビの圧勝でした。

続く第二試合では、時間差バトルロイヤル『登別ランボー』が開催され、20選手が登場。最終的に海野翔太がザック・セイバーJr.をエプロンからランニングエルボーで場外に落とし、34分41秒で勝利しました。この勝利で海野は登別温泉入浴券を獲得しました。

第三試合では、IWGP GLOBAL王座戦を控えるYOSHI-HASHIとデビッド・フィンレーがそれぞれのチームを率いて前哨戦を行いました。試合はゲイブ・キッドが後藤洋央紀からパイルドライバーで3カウントを奪い、BC WAR DOGSの勝利となりました。ゲイブは試合後、後藤に対して9月29日の神戸での一騎打ちを要求しました。

第四試合は、IWGP世界ヘビー級王座戦を控えた内藤哲也とグレート-O-カーンが各々のチームを率いての対戦。試合はHENAREがBUSHIをアルティマで仕留め、UNITED EMPIREが勝利しました。HENAREは試合後、鷹木信悟に9月29日の神戸での決着戦を提案しました。

メインイベントでは、NEVER無差別級6人タッグ王座戦が行われました。チャンピオンチームである棚橋弘至、矢野通、ボルチン・オレッグがEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷の挑戦者チームを迎え撃ちました。王者チームは開始から狡猾なH.O.T(House of Torture)との激戦を繰り広げ、乱入もありましたが、最終的には矢野通が東郷を「鬼殺し」で沈め、16分51秒で初防衛に成功しました。

対戦カード

試合詳細

  • 第1試合: 矢野通&桜庭和志 vs. 安田優虎&永井大貴
    勝者: 矢野通&桜庭和志(7分24秒 アキレス腱固め)
  • 第2試合: 登別ランボー(20選手参加)
    勝者: 海野翔太(34分41秒 オーバー・ザ・トップロープ)
  • 第3試合: 石井智宏&後藤洋央紀 vs. デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&外道&YOSHI-HASHI
    勝者: デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&外道&YOSHI-HASHI(10分48秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー)
  • 第4試合: 内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&辻陽太&BUSHI vs. グレート-O-カーン&HENARE&ジェフ・コブ&カラム・ニューマン&ジェイコブ・オースティン・ヤング
    勝者: グレート-O-カーン&HENARE&ジェフ・コブ&カラム・ニューマン&ジェイコブ・オースティン・ヤング(14分08秒 アルティマ)
  • 第5試合(メインイベント): NEVER無差別級6人タッグ選手権
    勝者: 棚橋弘至&矢野通&ボルチン・オレッグ(16分51秒 鬼殺し)

コメント

大会後、矢野通は「登別の皆さんに感謝します」とコメントし、登別市観光大使としての役割を全うしたことを誇りに思っていると語りました。彼はファンとの「ヤノ・トー・ルー!!」のコール&レスポンスで大会を締めくくり、地元ファンの大声援に応えました。

さらに、HENAREは鷹木信悟との王座戦を9月29日の神戸で行うことを提案し、試合後のコメントでその意気込みを強調しました。また、ゲイブ・キッドは後藤洋央紀とのシングルマッチを要求し、次なる戦いへの期待を高めました。

全体を通して、新日本プロレスの選手たちは観客を熱狂させるパフォーマンスを披露し、今後の展開に期待が高まる結果となりました。

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