スターダムの5★STAR GP 2024は、史上初の4ブロック制で行われるリーグ戦

女子プロレス団体「スターダム」の8月31日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ大会で、注目の試合が繰り広げられました。舞華が史上初の「5★STAR GP」全勝優勝を果たし、中野たむがワールド王座に返り咲くという劇的な展開を見せました。また、IWGP女子王者の岩谷麻優も熱戦を繰り広げました。この記事では、それぞれの試合結果や選手たちのドラマに迫ります。

舞華が史上初の5★STAR GP全勝優勝を達成

女子プロレス界で注目を集める「5★STAR GP 2024」では、〝女帝〟舞華がその実力を発揮し、史上初の全勝優勝を果たしました。舞華は開幕から6連勝でレッドスターズAブロックを首位通過し、準々決勝でAZM、準決勝でIWGP女子王者の岩谷麻優を撃破。そして決勝戦で〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥との死闘を制しました。

試合の流れとポイント

決勝戦では、舞華と上谷沙弥の一進一退の攻防が展開されました。試合が動いたのは25分を過ぎた頃、舞華が雪崩式みちのくドライバーⅡを決め、上谷の意識を奪います。しかし、上谷も立ち上がり反撃を開始しますが、舞華が再びみちのくドライバーⅡを決め、その後のリストクラッチ式みちのくドライバーⅡで試合を締めくくり、27分23秒の激闘を制しました。

中野たむ、ワールド王座に返り咲きで涙の勝利

同日の大会では、スターダムのもう一人のスター、中野たむが約10か月ぶりにワールド王座に返り咲くという劇的な勝利を収めました。中野は「H.A.T.E.(ヘイト)」のリーダー、刀羅ナツコとの対戦で、昨年10月に王座を失った因縁の相手に挑みました。

中野たむと刀羅ナツコの試合経過

試合は序盤から激しい展開を見せ、刀羅ナツコが中野の左ヒザを狙った攻撃を繰り返しましたが、中野は決死のプランチャで逆転に成功しました。20分を過ぎたところでトワイライトドリーム(変型猛虎原爆固め)を決めましたが、ヘイトのセコンドの介入で試合は混乱しました。しかし、中野のセコンドのアシストにより、最終的にはトワイライトドリームで3カウントを奪い、王座奪還を果たしました。

岩谷麻優、舞華に敗れて2度目の優勝を逃す

IWGP女子王者の岩谷麻優は、舞華との準決勝で敗北し、2度目の「5★STAR GP」優勝を逃しました。岩谷はレッドスターズBブロックを勝ち点10で首位通過し、準々決勝でワンダー王者のなつぽいを破り順調に進んでいましたが、準決勝で初対戦となる舞華に敗れました。

試合のハイライトと岩谷の奮闘

試合序盤、岩谷は得意技のドロップキックやサッカーボールキックで優位に立ちましたが、舞華のパワフルな攻撃に押し返されました。雪崩式ブレーンバスターからの3連続ブレーンバスターを受けるも、岩谷は執念のムーンサルトプレスを試みました。しかし、これが舞華にかわされ自爆し、その隙にみちのくドライバーⅡの連発を受けて敗北しました。

今後の注目選手とスターダムの未来

今回の大会では、舞華、中野たむ、岩谷麻優といった選手たちがそれぞれのドラマを展開し、ファンに大きな感動を与えました。舞華の全勝優勝はスターダム史上初の快挙であり、中野たむの王座返り咲きも劇的な逆転劇として話題を集めています。今後のスターダムにおける彼女たちの活躍に注目が集まります。

期待される新たな展開

スターダムはこれからも新たなストーリーが展開され、各選手の成長と新たな挑戦が繰り広げられるでしょう。特に、舞華が次に狙うタイトル戦や、中野たむが新たな王者としてどのような防衛戦を行うのか、ファンの期待は高まるばかりです。

まとめ

8月31日の「スターダム」大会では、舞華の全勝優勝、中野たむのワールド王座返り咲き、岩谷麻優の奮闘など、数々の熱い試合が繰り広げられました。各選手のドラマと戦いは、これからのスターダムの未来をさらに輝かせることでしょう。今後も彼女たちの活躍に目が離せません。