全日本プロレス3冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗
2018年のプロレス大賞の表彰式が行われた。

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新日本プロレスはその勢いのまま、MVPはIWGPヘビー級チャンピオン棚橋弘至
(新日本プロレス)
ベストバウト賞オカダ・カズチカVSケニー・オメガのIWGPジュニアヘビー級選手権の受賞となった。
(新日本プロレス)
殊勲賞は、丸藤正道(プロレスリング・ノア)
技能賞は、インターコンチネンタルチャンピオン内藤哲也(新日本プロレス)
敢闘賞は、GHCヘビー級チャンピオン清宮海斗(プロレスリング・ノア)
優秀タッグ賞は、諏訪町&石川修司(全日本プロレス)
メジャー団体と言われる、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア
IWGPヘビー級チャンピオン
GHCヘビー級チャンピオンと賞をもらっているが
3冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗だけ無冠に終わった。
3冠ヘビー級チャンピオン
全日本プロレスの保持する3冠ヘビー級チャンピオンのベルトは古く歴史のあるベルトである。
力道山が保持していた、インタナショナル
坂口征二が持ち帰ったUNヘビー級チャンピオン
力道山ベルトとして使用されていたベルトがPWF認定世界ヘビー級となり
各自全日本プロレスでチャンピオンとして存在した。
ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、天龍源一郎・ブルーザーブロディの各チャンピオンが最強を決めるべく
ベルト統一に動いた。
インタナショナルヘビー級ブルーザーブロディVS UN、PWFヘビー級の天龍源一郎の3冠統一戦が最初の統一戦になる。
全日本プロレスは、善戦マンと呼ばれたジャンボ鶴田がエースとして目覚め天龍源一郎やスタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディと凌ぎを削り伝統のインタナショナルのベルトまで後一歩と迫っていた。
ジャンボ鶴田VSブルーザー・ブロディ伝統あるインタナショナルベルトを巡る戦い。
王者同士の対戦は今だ両者リングアウトか反則による裁定が多かった。
今では考えられないが、選手権試合で両者リングアウトと言う最低になる。
いまそのような事があれば暴動になりかねない。
全日本プロレス、新日本プロレス共に強者が対決すると不可解な判定が多かった。
ジャンボ鶴田がブルーザー・ブロディからインタナショナルのベルトを奪い
スタン・ハンセンがUN、PFW2冠王座に統一まであと一歩と迫った。
ファンは3冠統一に期待を抱き、全日本プロレスで誰が最強なのか?
熱量がピークに達した。
ジャンボ鶴田VSスタン・ハンセンの最初の統一戦は引き分けに終わった。
またしても繰り返される王座同士の凡戦である。
半年後再度ジャンボ鶴田VSスタン・ハンセンで統一戦が行われた今回こそは決着を期待したファンであったがまたしても引き分けとなりファンの空気は一変した。
会場が暴動寸前不穏な空気が流れた。
ファンの気持ちを考えるジャイアント馬場は英断を下す。
全日本プロレスから反則、リングアウトの裁定を無くす当時のプロレスでは御法度で
完全決着をレスラーに求めた。
しかし、この事が日本プロレス界を変えて行くことになる。
ジャンボ鶴田VSスタン・ハンセンの3つのベルトをかけた統一戦は
スタン・ハンセンの必殺ウエスタン・ラリアットをかわしたジャンボ鶴田が丸め込みで
勝利初代3冠ヘビー級王座なった。
1983年ジャンボ鶴田 プロレス大賞MVP
1986年~1988年 天龍源一郎3年連続 プロレス大賞MVP
その後も天龍源一郎やスタン・ハンセン元祖パワーボムのテリー・ゴディ
を加えて3年の余り激闘を繰り返した。
反則勝ちリングアウトで不透明にする試合をなくした全日本プロレスはファンの心をつかみ一気に飛躍した。
新日本プロレスがUWFとの対抗戦やアントニオ猪木と世代抗争を展開してる間
全日本プロレスは自然な世代交代を展開した。
3冠王者を誕生させたジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、天龍源一郎からバトンを引き継いだのが全日本プロレス四天王と呼ばれる三沢光晴、川田利明、田上明、小橋建太
三沢光晴と川田利明は学生時代の先輩、後輩でジャンボ鶴田に世代闘争をしかけ超世代軍を結成。
超世代軍結成には全日本プロレスの黄金カードジャンボ鶴田VS天龍源一郎の消滅というショッキングな事件があった。
天龍源一郎が全日本プロレスを退団SWSの旗揚げに参加した
黄金カードがなくなった全日本プロレスは窮地に襲われる2代目タイガー・マスクとして全日本プロレスで確固たる地位を作っていた三沢光晴はタイガー・マスクのマスクを川田利明に脱がせ素顔をさらす。
全日本3冠ベルトは四天王でさらなる高みのベルトへ進化
三沢光晴と川田利明はジャンボ鶴田の大きな壁に何度も破壊され強さを身に着けていく
田上明はジャンボ鶴田と組みプロレスの凄みを真に当たりにする。
小橋建太は三沢光晴と川田利明と組み若手でありながらジャンボ鶴田に立ち向かい玉砕を繰り返す。
次第にジャンボ鶴田最強レスラーと言われジャンボ鶴田の人気は爆発
1991年 ジャンボ鶴田プロレス大賞MVP
ジャンボ鶴田が病気療養に入ると超世代軍から川田利明が離脱田上明とコンビを結成
三沢光晴と抗争を展開、その戦いはまさに鬼気迫る戦いであった。
川田利明の三沢光晴への感情むき出しの試合は次第に熱量が上がりファンへ浸透
田上明や小橋建太へ熱量が移り4者の戦いは究極までに達する。
3冠ヘビー級ベルトを巡っての戦う4人は四天王と呼ばれる事に
その歴史のある3冠ヘビー級王者がプロレス大賞の表彰式にいなかった
無冠に終わった。
現在3冠ヘビー級王者宮原健斗はその責任の大きさを重く受け止めている。
3冠ヘビー級王者宮原健斗はMVPを取るべくぶち上げた。
MVPに輝いた新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(42)、初の敢闘賞を獲得したノアの史上最年少GHCヘビー級王者・清宮海斗(22)らが出席。宮原は選考会で決選投票の末、ノアの丸藤正道(39)に敗れて殊勲賞を逃しており、メジャー3団体のヘビー級王者では、唯一無冠に終わった。希代のナルシシストにとってこれ以上の屈辱はない。「自分の幼稚な部分はまだ落ち込んでるけど、事実として受け入れる。これで今年のMVPはマストになった。期せずして不退転の立場に追い込まれたわけです。V2? いやいや、僕は今年から来年にかけて最多防衛記録(川田利明のV10)を更新するので。V11までの道しるべとして無敗のままMVPをいただきます!」
1998年全日本プロレスから小橋建太がプロレス大賞MVPを受賞
3冠ヘビー級王者がプロレス大賞のMVPとなると武藤敬司が全日本プロレスへ移籍
受賞が最後となる。
ジャンボ鶴田が統一、スタン・ハンセン、天龍源一郎が権威を作り
四天王プロレスが高みのベルトへ進化させた
全日本プロレスの3冠ヘビー級のベルト
新日本プロレスが独走するプロレス界であるが新日本プロレスより全日本プロレスが優っていた時代があった。