
IWGPジュニアヘビー王座設立前
新日本プロレス歴史で、ジュニアは欠かせない
藤波辰爾がWWFジュニアヘビー級を獲得後、盛り上がってきたジュニアヘビー
初代タイガーマスクの登場と共に、空前のタイガーマスクブームが到来した。
ダイナマイトキッド、小林邦明との抗争を魅せたタイガーマスクが主役であった。
ライバルの全日本プロレスはジュニアヘビーでは
新日本プロレスに大きく差を空けられた状態で
大仁田厚を投入するも、新日本プロレスのタイガーマスクの人気には程遠い状態であった
新日本プロレスは今も昔も、ジュニア・ヘビーをリードする団体である。
IWGPジュニア・ヘビー初代王座
タイガーマスクが新日本プロレスを離脱
新日本プロレスはテコ入れで
ザ・コブラ(ジョージ高野)を投入
四次元殺法プロレスと言われた、初代タイガーマスクのプロレスと比べられた
ザ・コブラは可愛そうな存在だったが、いいレスラーであった。
この時代をリードしたのは、全日本プロレスから移籍した
越中詩朗である。
後に平成維新軍を立ち上げる事になる

越中詩朗は、タイガーマスクの作った四次元殺法空中殺法ジュニア・ヘビーから
熱い魂のこもった
感情むき出しのプロレスを展開、脱タイガーマスクを目指した。
試合には、ライバルが必要なもの
当時のライバルは、ザ・コブラ、ヒロ斉藤(レジェンドレスラー)であった。
しかし、タイガーマスクの人気には程遠い
新日本プロレスは「IWGPジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦」を行い
越中詩朗が勝利し、初代IWGPジュニア・ヘビー王座となった。
越中詩朗のライバル登場
タイガーマスクの時代は
個性的な対戦相手がいた。ダイナマイトキッド・ブラックタイガー・小林邦明
その実力者に、2年4カ月もの間、1つの反則負けを除いて全勝していた初代タイガーマスク
人気・実力とも申し分なかった。
越中詩朗も素晴らしいプロレスを展開していたが
ライバル不在は否めない
しかしこの時期人気絶頂だった。UWFが参戦となる
UWFのメンバーが新日本プロレスに出戻りした。
ヘビーでは、挌闘王前田明
ジュニア・ヘビーでは、高田延彦、山崎一夫がジュニアヘビーに参戦した。
スイングする相手高田延彦
越中詩朗にとって高田延彦はスイング理想的相手であった。
侍越中詩朗とUWFの抗争は、感情が出やすい相手であり
ファンも同調した。
越中詩朗と高田延彦との試合は
スイングした、長州力が藤波辰爾とかみ合ったように
越中もまた高田の存在で輝いた
2人はIWGPジュニア・ヘビー級王座を争い
2代目王座に高田延彦が君臨した。
後にIWGPヘビー級王座に輝く高田延彦は
IWGPジュニアヘビー級・IWGPヘビー級王座・2階級制覇を成し遂げた
唯一のプロレスラーとなる。
獣神サンダーライガーもIWGPヘビー級王座に挑戦しているが
王座には輝いていない

ジュニアからの卒業
当時のジュニアヘビーの位置は
藤波辰爾から受け継がれている
ヘビー級の登竜門であった。
ジュニアヘビー戦士は、経験を積み
続々とヘビー級へ転校していった。
越中詩朗・高田延彦・馳浩など主力選手がヘビー級に転校
高田延彦は後に伝説の無敗戦士・ヒクソン・グレイシーと対戦

獣神サンダーライガー登場
ライガーは、ジュニアヘビーの歴史を変えた人物である
1990年代に入ると
生涯ジュニアヘビーの戦士達が続々登場した
獣神サンダーライガーを筆頭に
ペガサス・キッド
保永昇男
AKIRA(野上彰)
エル・アサムライ
ウルティモ・ドラゴン
金本浩二
大谷晋二郎
ケンドー・カシン
田中稔
高岩竜一
各選手がしのぎを削り
ジュニアヘビーを盛り上げていった。
個性的なメンバーが多く、このころからトップロープを使った決め技が流行りだした
特にペガサスキッドの、トップロープからのパワーボムは恐怖さえ覚える
必殺技であった。
ケニーオメガや飯伏幸太などもジュニア・ヘビー王座に君臨している
2階級制覇に近い男たち
高田延彦が成し遂げた2階級制覇に最も近い男たちは
ケニーオメガと飯伏幸太のゴールデンラヴァーズ
オカダ・カズチカに近々挑戦するウイル・オスプレイである
特にオスプレイに対しての、オカダカズチカの評価は高く
ケニーオメガやAJスタイルズよりも可能性を感じるとまでいう
オスプレイの空中殺法は、異次元空間の世界で無重力の世界をイメージさせるくらい
凄い物でファンを魅了する
WWEからの誘いを何度も断り
ケニーオメガと同じように、新日本プロレスを主戦場にしている
ケニーオメガもIWGP・USヘビー級王座に輝いているが
IWGPヘビー級王座戦ではオカダカズチカに敗れている