2代目タイガーマスクから三沢光晴へ
三沢光晴は、2代目タイガーマスクとして全日本プロレスで戦っていた
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、天龍源一郎
外敵、長州力、谷津嘉章。
全日本プロレスは、新日本プロレスを一歩リードしていた時期でもあった
長州力が新日本プロレスへ天龍源一郎が全日本プロレス離脱の道を選んだ
三沢光晴の決断は早かった。
タイガー・マスク&川田利明VS谷津嘉章&サムソン・冬木戦で行動を起こす事になる。
1990年5月14日 東京体育館2代目タイガーマスクで戦っていた三沢光晴は試合の途中
川田利明へマスクを脱がせるように指示をする。戸惑う川田利明。
タイガー・マスクのマスクに手をかけた。三沢光晴のマスクを脱がした後輩川田利明。
![2代目タイガーマスク](https://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/6f3c6fa5a7a559c20ce514cac5386a9b.png)
画像出典元
全日本プロレス
解説席のジャイアント馬場がなにをしている?と言う言葉が印象的。
ジャイアント馬場は、三沢光晴がマスクを脱ぐことを知らなかったのか?
その行動は止まらずマスクを脱ぎ素顔の三沢光晴となった。
三沢光晴となった2代目タイガーマスク、ここから全日本プロレスを全盛期へ導く事になる。
三沢光晴ジャンボ鶴田から勝利。
三沢光晴は、馬場遺伝子を持つレスラー
リング上の事故でこの世を去ったレスラーでもある。
わずか5カ月でデビューし2代目タイガーマスクとして活躍
ジャイアント馬場が死去、ジャンボ鶴田が病気治療で離脱。
全日本プロレスの社長となり全日本プロレス全盛期へ導いた。
数々の伝説を残した記憶に残る日本人レスラーの1人である。
2代目タイガーマスクから、大量離脱した選手の穴を埋めるために決断した三沢光晴。
その行動は、天龍源一郎が長州力が去った全日本プロレス。
パートナーであったジャンボ鶴田に牙をむいた姿にも似ていた。
三沢光晴へ戻り最強ジャンボ鶴田へ牙をむいた。
だが、ジャンボ鶴田へ勝つのは容易なことではなかった。
天龍源一郎、スタン・ハンセンと激闘を繰り返し、初代3冠ヘビー級王者にもなったジャンボ鶴田。
圧倒的な実力を見せるジャンボ鶴田。
ここで奇跡がおきた。三沢光晴は、初戦でジャンボ鶴田からピンフォールを奪って見せた。
完全勝利ではなかった、ジャンボ鶴田も油断していたのか?お互い技をかけ合い
ジャンボ鶴田が抑え込むのを返して丸め込み3カウント。
三沢光晴ならではのテクニック。三沢光晴もまた天才レスラーであった。
三沢光晴は、全日本プロレス入団から4年でタイガーマスクとなった。
あの初代タイガーマスクを引き継ぐ才能は、三沢光晴ならではとなる。
今の三沢光晴がジャンボ鶴田に勝利するまさに奇跡であった。
ジャンボ鶴田に勝利した三沢光晴は、後に四天王と呼ばれる川田、小橋、田上から担ぎあげられる印象的なシーンである。
この結果ジャンボ鶴田に火を付け、三沢光晴や川田利明、小橋建太、田上明はジャンボ鶴田から最強論を叩き込まれる。
後の四天王と呼ばれる4人である。
この三沢光晴が、ジャンボ鶴田に勝たなければ全日本プロレスは、新日本プロレスに勝てなかったかもしれない。
長州力が全日本プロレス参戦以来、全日本プロレスでの日本人対決の火を消さなかった三沢光晴の貢献は大きい。
![三沢光晴ジャンボ鶴田から勝利](https://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/ec538b56cff5eed7a8cd403da4e7106c.png)
画像出典元
全日本プロレス
三沢光晴はなぜ成功したのか?
三沢光晴がレスラーとして成功したのは、三沢光晴が繰り出すエルボーの要素が大きい
往年の三沢の必殺技にはタイガードライバー91
エメラルドフロージョンなど多彩な技を放っていたが三沢に象徴される技はエルボーである。
エルボーは体の大きな選手に対しても有効な技で、痛め技からフィニッシュまで多彩なエルボーを繰り出した
このエルボーでジャンボ鶴田も苦しめ、大型選手からも勝利を収めて行った三沢光晴
ジャンボ鶴田を倒すべく超世代軍結成
日本人VS外国人対決の支流を、長州力が全日本プロレスへ移籍した事で
全日本プロレスも、日本人対決がファンを魅了していた。
当時の目玉カードは
ジャンボ鶴田VS天龍源一郎三冠ヘビー級選手権試合。
ジャンボ鶴田が本気になった・・・天龍源一郎潰される
三冠ヘビーとは主だった保持者
インターナショナルヘビー級 力道山
ユナイテッド・ナショナル・ヘビー アントニオ猪木
PWFヘビー級 ジャイアント馬場
日本プロレス界に伝わる最も権威のあるベルト3本を統一した王者
初代王者 ジャンボ鶴田
その看板カード天龍が全日本退団で目玉カードを失うことになる
その他大勢のメンバーも新団体SWSに移籍の形になり
運営も危ない、全日本プロレス
天龍離脱SWS移籍の記事
http://wrestlingch.tokyo/archives/58
選手層が薄くなった全日本プロレス
その時三沢は、タイガーマスクの仮面を脱ぎ去ることで
ジャンボ鶴田との世代構想を試みた。
しかし、流石にジャンボ鶴田と対等に、戦うには実力の差がありすぎた。
まわりも、ジャンボ鶴田と対等に戦うには無謀と思っていたに違いない
善戦できれば〇
しかし、三沢光晴は、ジャンボ鶴田とのシングルに返し技だが勝利しファンから絶大な期待と応援を受ける事になる
この時のジャンボ鶴田は、当然三沢を格下と決めつけていたようなファイトスタイル
天龍に出していた、切れの良い技はほとんどない
しかし、三沢との戦いに敗れた、ジャンボ鶴田は
本気で三沢を、潰しに来るのであった。
![ジャンボ鶴田バックドロップ](https://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/4a0f63d0358143cc204ab6dcaacc461c.png)
画像出典元
全日本プロレス
日刊スポーツ
特に三沢に放つバックドロップは強烈。
ジャンボ鶴田もまた、三沢光晴によって怪物を進化させた。
三沢光晴もジャンボ鶴田との対戦で、さらに成長し、本物の強さを身に着けて行く事になる。
その中で、三沢光晴が多用し始めたのが、エルボーである
体の小さい三沢光晴は、この鶴田用に進化させていった、エルボーで体の大きな外国人をなぎ倒し
3冠ヘビー級の王座にもなる事が出来た。
三沢光晴のエルボーはみるみる進化していく
超世代軍の成長を見届けたジャンボ鶴田。
第一線から退く事になる。
ジャンボ鶴田が、リングから遠ざかり
三沢率いる、超世代軍が全日本プロレスを引っ張る事になる。
ジャンボ鶴田から叩き込まれた、プロレスは三沢・川田・小橋・田上
などに引き継がれ
全日本プロレス四天王と呼ばれ、数々の名勝負を繰り出していくのである。
三沢光晴全日本プロレスの顔となる
![全日本プロレス三沢光晴](https://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/8f2d662ccbf9b62c54e24b757b861353.png)
画像出典元
全日本プロレス
新生三沢光晴全日本プロレスは新たな改革
新しいプロレスを目指して進化を求めた。
しかし古き良きプロレスジャイアント馬場のプロレスイズムを求める
元子夫人との確執が徐々に浮き彫りに出る事になる。
そんな事を知らないファンは、全日本プロレス四天王90年代最高のプロレスに酔いしれていた
三沢光晴VS川田利明、川田利明VS小橋建太、小橋建太VS田上明
ここに現在全日本プロレスGMの秋山準を加わり最高のプロレスを魅せていた。
しかしリング外では、経営方針が元子夫人と一致しない
三沢光晴は、全日本プロレス退団を決意する事になる
全日本プロレス大量離脱事件へ発展する。
全日本プロレス大量離脱事件
全日本プロレス大量離脱事件が発生
四天王プロレスを進化させ盤石と思われた全日本プロレス
社長だった三沢光晴が社長を辞任
その後三沢光晴が全日本プロレス退団を発表すると
26人の選手が全日本プロレスを退団する歴史上衝撃的な出来事が起こってしまった。
![三沢光晴全日本プロレス退団](https://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/64f1dbce3ed8835267203f548dc65ef8.png)
画像出典元
全日本プロレス大量離脱事件
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三沢光晴プロレスリング・ノア設立
全日本を飛び出した三沢の元に
大量の、全日本プロレスの選手が参加した。
もはや、リアル全日本プロレスとなった。
川田利明を除く、四天王もプロレスリング・ノアに合流
全日本プロレスでは、実現しなかった
新日本プロレスとの対抗戦も実現
新日本プロレスを圧倒した
当時の、新日本のエース永田裕志を秋山準が撃破など数々の最強プロレスリング・ノア伝説を作った。
この時期ジャンボ鶴田が肝臓移植の手術中この世を去る報道が衝撃を与えた。
馬場遺伝子を持つのは、三沢光晴率いるノアと全日本に残った川田利明に託される事になった。
全日本プロレスも、新日本プロレスを退団した武藤敬司が社長に就任し、ジャイアント馬場の色は霞んで行く事になる。
新日本プロレス若き中邑真輔にエルボーを放つ三沢光晴
![三沢光晴VA中邑真輔](http://wrestlingch.tokyo/wp-content/uploads/2017/08/SnapCrab_NoName_2018-4-5_13-58-58_No-00.png)
画像出典元 スポーツナビ
ここから、天龍源一郎との再会が待ち受ける。
中邑真輔もエルボー初体験。
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